📅 情報基準日:2026年5月現在
建築基準法の高さ規制(斜線制限・日影規制・絶対高さ制限)は宅建試験で毎年出題されます。どの地域にどの規制が適用されるかを表で整理して覚えましょう。
3種類の斜線制限と適用地域
| 斜線制限の種類 | 目的 | 適用地域 |
|---|---|---|
| 道路斜線制限 | 道路の採光・通風確保 | 全ての用途地域・用途地域なし区域 |
| 隣地斜線制限 | 隣地への採光・通風確保 | 第1種・第2種低層住居専用地域と田園住居地域を除くすべての地域 |
| 北側斜線制限 | 北側の日照確保 | 第1種・第2種低層住居専用地域・田園住居地域・第1種・第2種中高層住居専用地域 |
ひっかけポイント:北側斜線制限は住居系の一部にしか適用されない(商業・工業系・準住居地域等には適用なし)。隣地斜線制限は低層住居専用地域・田園住居地域には適用されない(代わりに絶対高さ制限がある)。

絶対高さ制限(最高高さ制限)
第1種・第2種低層住居専用地域・田園住居地域では、建物の絶対高さが10mまたは12m以下に制限されます(建築基準法第55条)。低層住宅地の良好な環境を守るための規制です。
ひっかけポイント:絶対高さ制限がある地域(低層住居専用・田園住居)には隣地斜線制限は適用されない(高さが十分に制限されているため)。
日影規制のポイント
日影規制は、一定規模以上の建物が隣地に落とす日影の時間を制限する規制です(建築基準法第56条の2)。
- 対象:住居系・近隣商業地域・準工業地域(商業・工業・工業専用は対象外)
- 対象建物:軒高7m超または地上3階建て以上(用途地域により異なる)
- 日影規制が適用される地域では北側斜線制限は適用されない(どちらか一方)

FAQ
Q. 商業地域では斜線制限は全く適用されませんか?
A. 道路斜線制限と隣地斜線制限は商業地域にも適用されます。ただし北側斜線制限と日影規制は適用されません。また容積率による高さ制限が実質的に機能します。
Q. 日影規制と北側斜線制限が重複する地域はありますか?
A. ありません。北側斜線制限が適用される地域(第1・2種中高層住居専用地域等)は日影規制の対象になった場合、北側斜線制限の適用が除外されます(どちらか一方の適用)。
まとめ
- 道路斜線:全地域適用。隣地斜線:低層住居専用・田園住居を除く全地域。北側斜線:住居系の一部
- 低層住居専用・田園住居には絶対高さ制限(10mまたは12m)
- 日影規制は住居系・近隣商業・準工業が対象(商業・工業・工業専用は除く)
- 日影規制適用地域では北側斜線制限が除外
📚 宅建を効率よく攻略したい方へ
累計33万人が受講したフォーサイトの宅建通信講座は全額返金保証つき。フルカラーテキスト・スマホ学習で忙しい社会人も短期合格。
→ フォーサイトの宅建通信講座を見る
![]()
関連記事
免責事項
本記事は執筆時点の法令・データに基づきますが、正確性・完全性を保証するものではありません。最終判断は必ず公的機関の最新情報をご確認ください。
関連記事
- 宅建2026年度 建築基準法「接道義務・道路の種類」完全攻略|2項道路・位置指定道路・セットバックの計算
- 宅建2026年度 宅建業法「報酬計算」完全攻略|売買・賃貸・消費税・低廉空き家特例の計算まで
- 宅建2026年度 住宅瑕疵担保履行法・品確法「瑕疵担保責任」完全攻略|10年保証・資力確保義務の要件
参考資料・公式情報
💡 四冠ホルダーからの一言:宅建試験は「なぜそのルールが存在するのか」という背景理解が合格の近道です。条文の丸暗記より、制度の趣旨を掴むことを意識してください。

コメント