マンションの買い替え(住み替え):売却と購入を同時進行する方法と注意点

※本記事の情報基準日:2026年4月

目次

マンション買い替えの2つのパターン

今のマンションを売って新しいマンションに住み替える「買い替え」は、タイミングの調整が最大の課題です。主に2つのパターンがあります。

パターン特徴リスク
①売り先行(先に売る)現在のマンションを売却後に購入を探す。資金計画が立てやすい仮住まいが必要になる場合がある
②買い先行(先に買う)新居を先に購入し、旧居を後から売る。引越しが1回で済む旧居が売れるまで2重ローンになるリスク
③同時並行売却と購入を同時進行し、タイミングを合わせる調整が複雑・交渉力が必要

資金計画:買い替えの費用を正確に把握する

  • 売却側の手取り額:売却価格 − 仲介手数料 − 抵当権抹消費用 − 譲渡所得税(利益が出る場合) − 引越し費用
  • 購入側の必要資金:購入価格 + 仲介手数料 + 登記費用 + 住宅ローン関連費用 + 引越し費用
  • つなぎ融資の活用:売却代金が入る前に購入費用が必要な場合、銀行のつなぎ融資(ブリッジローン)を活用できる

買い替え特例(税務)の活用

一定の要件を満たす居住用財産(マイホーム)の買い替えには「特定の居住用財産の買換えの特例」が適用できます。

  • 売却した年の前後2年以内に新居を取得すること
  • 旧居の所有期間が10年超・居住期間が10年以上
  • 売却価格が1億円以下
  • この特例を使うと、売却益への課税が繰り延べられる(売却時には税金がかからない代わり、新居の取得費が圧縮される)

同時並行で進めるコツ

  • 売却・購入を同じ不動産会社に依頼する:タイミング調整がしやすく、融通が利く。ただし「両手取引」(売り・買いの両方で仲介手数料を得る)になる点は意識する
  • 売買契約に「引渡猶予条項」を盛り込む:売却後も一定期間(1〜2ヶ月)現在のマンションに住み続けられる条件を交渉する
  • 仮住まいを選択肢として持つ:タイミングが合わない場合は、マンスリーマンションや実家への一時居住でつなぐ

買い替え時に絶対確認すること

  • 現在のローン残高と売却予想価格の差(ローンが残る場合は銀行の了承が必要)
  • 新居購入ローンの審査(現ローンを完済していないと審査が通りにくいことがある)
  • 3,000万円特別控除と買い替え特例は選択適用(どちらか有利な方を使う)

📚 合格への最短ルートを探している方へ

私が合格時に頼ったLECの講座なら、法改正のポイントも漏れなくカバーできます。
→ LEC東京リーガルマインドの講座・資料請求はこちら


【監修者】ゆうぜん|不動産四冠ホルダー(宅建士・管理業務主任者・マンション管理士・賃貸不動産経営管理士)。自ら不動産投資・売却・管理を経験した実務家として、正確で実践的な情報をお届けします。※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の法律相談・投資助言ではありません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

宅建士・マンション管理士・管理業務主任者・賃貸不動産経営管理士合格。現在はサラリーマン兼大家業に従事。

不動産資格四冠全て合格した見識、さらに国交省やe-Govの最新統計データを基に情報発信中。

コメント

コメントする

目次