空き家バンクの活用法:自治体のマッチング制度で空き家問題を解決する方法

※本記事の情報基準日:2026年4月

目次

空き家バンクとは何か

空き家バンクとは、空き家の所有者(売りたい・貸したい人)と利用希望者(買いたい・借りたい人)を自治体がウェブサイト等でマッチングする制度です。全国の市区町村の多くが運営しており、国土交通省の「全国版空き家・空き地バンク」でも横断検索が可能です。

空き家バンクを使うメリット

所有者(売る・貸す側)のメリット

  • 無料で物件情報を掲載できる(自治体運営のため)
  • 通常の不動産流通では売れにくい地方・築古物件でも掲載・問い合わせが来ることがある
  • 空き家特措法の「管理不全空き家」指定を避けるための活用策になる
  • 移住希望者・DIY好きなど多様な買い手・借り手にリーチできる

利用希望者(買う・借りる側)のメリット

  • 市場に出回らない物件情報にアクセスできる
  • リノベーション前提の格安物件が見つかることがある
  • 自治体の補助金・移住支援策とセットで活用できる

空き家バンクへの登録の流れ(所有者向け)

  • STEP1:物件所在地の市区町村の空き家バンク担当窓口に問い合わせる
  • STEP2:物件の登録申請(物件情報・写真・売買または賃貸の希望条件)
  • STEP3:自治体による審査・掲載
  • STEP4:利用希望者からの問い合わせを受ける
  • STEP5:マッチング成立後は自治体が提携する宅建業者を介して契約(自治体が直接仲介するわけではない)

補助金・税制優遇との組み合わせ

  • 空き家活用補助金:多くの自治体が空き家のリノベーション費用を補助(20〜100万円程度)。空き家バンクへの登録が要件になることが多い
  • 移住支援補助金:地方移住者が空き家バンクで取得した物件に移住する場合、移住支援金(最大100万円程度)を受け取れる自治体がある
  • 相続空き家の3,000万円控除:相続した空き家を一定要件で売却した場合、譲渡所得から3,000万円を控除できる特例がある(2027年12月末まで)

空き家バンクの課題と注意点

  • 掲載から成約まで時間がかかることが多い(地方・過疎地では需要が少ない)
  • 物件の状態が悪い場合は解体費用(50〜200万円程度)が発生することがある
  • 登記・相続が複雑な物件は手続きが長引く場合がある
  • 自治体は仲介業者ではないため、実際の取引は提携宅建業者を通じて行う

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【監修者】ゆうぜん|不動産四冠ホルダー(宅建士・管理業務主任者・マンション管理士・賃貸不動産経営管理士)。自ら不動産投資・売却・管理を経験した実務家として、正確で実践的な情報をお届けします。※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の法律相談・投資助言ではありません。

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この記事を書いた人

宅建士・マンション管理士・管理業務主任者・賃貸不動産経営管理士合格。現在はサラリーマン兼大家業に従事。

不動産資格四冠全て合格した見識、さらに国交省やe-Govの最新統計データを基に情報発信中。

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