不動産投資の収支計算:キャッシュフロー計算書の作り方と黒字化のポイント

※本記事の情報基準日:2026年4月

目次

不動産投資キャッシュフローの計算式

不動産投資の「本当の収益」は、会計上の利益(不動産所得)ではなく「実際に手元に残るキャッシュ(キャッシュフロー)」で判断します。

  • 年間キャッシュフロー(CF)= 年間家賃収入 ー 運営費用 ー ローン返済額(元利合計)
  • 運営費用:固定資産税・都市計画税・管理委託料・火災保険料・修繕費積立・空室損失

具体的な計算例(区分マンション・1室)

項目月額年額
家賃収入(満室想定)80,000円960,000円
空室損失(稼働率90%想定)▲8,000円▲96,000円
管理委託料(家賃の5%)▲4,000円▲48,000円
修繕積立金(月5,000円)▲5,000円▲60,000円
固定資産税・都市計画税▲3,333円▲40,000円
火災保険料▲500円▲6,000円
ローン返済(元利合計)▲45,000円▲540,000円
年間キャッシュフロー14,167円170,000円

キャッシュフローを改善するポイント

  • 稼働率を上げる:空室期間を短縮することが最も効果的。募集条件の見直し・管理会社の変更を検討する
  • 管理コストを最適化する:管理委託料・修繕費の相見積もりで適正化する
  • 借り換えで金利・返済額を下げる:金利が下がれば毎月の返済額が減り、キャッシュフローが改善する
  • 家賃を相場に合わせて見直す:長期入居者の家賃が相場を下回っている場合、更新時に適正水準に戻す

CFがマイナスでも保有すべき場合

  • CFがマイナスでも節税効果(減価償却・損益通算)が大きい場合は保有メリットがある
  • ただし、税引き後を含めてもマイナスが続く場合は早期売却を検討すべき
  • 「節税」目的だけで不動産を保有し続けることは、実態的なキャッシュアウトが続くリスクがある

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【監修者】ゆうぜん|不動産四冠ホルダー(宅建士・管理業務主任者・マンション管理士・賃貸不動産経営管理士)。自ら不動産投資・売却・管理を経験した実務家として、正確で実践的な情報をお届けします。※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の法律相談・投資助言ではありません。

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この記事を書いた人

宅建士・マンション管理士・管理業務主任者・賃貸不動産経営管理士合格。現在はサラリーマン兼大家業に従事。

不動産資格四冠全て合格した見識、さらに国交省やe-Govの最新統計データを基に情報発信中。

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