不動産の共有状態を解消する方法【共有持分・分割請求の手続き2026年版】

不動産の共有状態を解消する方法【共有持分・分割請求の手続き2026年版】
目次

不動産の共有とは

不動産の共有とは、1つの不動産を複数人が持分(割合)で所有している状態です。相続・共同購入などで生じ、共有者全員の合意がなければ売却・大規模改修ができないため、管理・処分に支障が生じやすい状態です。

不動産の共有状態を解消する方法【共有持分・分割請求の手続き2026年版】

共有状態で生じる主な問題

  • 売却に全員の同意が必要で動きが取れない
  • 共有者が行方不明・死亡して相続関係が複雑化
  • 修繕・改修の費用負担で対立
  • 固定資産税の代表納税者以外が費用を払わない

共有状態を解消する方法

方法内容メリット
全員合意で売却共有者全員が合意して第三者に売却・代金分配最も円滑・市場価格で売れる
持分の買い取り共有者の一人が他の持分を購入し単独所有に合意があれば簡単
共有物分割請求訴訟裁判所に分割を求める(現物分割・換価分割・価格賠償)合意不要・法的に解決できる
持分専門業者への売却自分の持分だけを専門業者に売却他の共有者の同意不要・速い

共有物分割請求の手続き

共有者はいつでも共有物の分割を請求できます(民法256条)。まず協議→調停→訴訟の順で進めます。裁判では現物分割(土地を物理的に分ける)・換価分割(売却して代金を分ける)・価格賠償(一方が全部取得し他方に金銭補償)の方法で解決されます。

不動産の共有状態を解消する方法【共有持分・分割請求の手続き2026年版】 解説

2023年民法改正による共有規律の見直し

2023年の民法改正で、共有不動産の管理・利用に関するルールが整備されました。共有者不明の場合の裁判所による管理者選任・共有持分の取得等が可能になり、従来より解決手段が増えています。

まとめ

不動産の共有状態は放置するほど解消が難しくなります。相続後はできるだけ早く共有者間で協議し、単独名義への整理・売却・分割のいずれかを選択することをおすすめします。


執筆者:不動産四冠ホルダー(宅地建物取引士・マンション管理士・管理業務主任者・賃貸不動産経営管理士)

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この記事を書いた人

宅建士・マンション管理士・管理業務主任者・賃貸不動産経営管理士合格。現在はサラリーマン兼大家業に従事。

不動産資格四冠全て合格した見識、さらに国交省やe-Govの最新統計データを基に情報発信中。

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