マンション購入「管理費・修繕積立金の見方」適正水準の判断と購入前チェック【2026年版】

情報基準日:2026-05-29 / 出典:国土交通省「マンションの修繕積立金に関するガイドライン(2021年改訂)」

マンション購入では毎月の管理費・修繕積立金がランニングコストとして発生します。購入前にこれらの適正水準を確認しないと、購入後に「値上がり」「一時金徴収」のリスクに直面します。

目次

管理費 vs 修繕積立金の違い

項目管理費修繕積立金
用途日常的な管理業務費用(清掃・管理人・光熱費等)将来の大規模修繕・設備更新のための積立
相場(70㎡のマンション)月1〜3万円月1〜3万円
値上げのリスク比較的低い(管理コスト次第)高い(積立不足で値上げが多発)
確認方法重要事項説明書長期修繕計画・管理組合の財務書類

修繕積立金の適正額チェック

国交省ガイドラインによる修繕積立金の目安は218〜360円/㎡・月(20階未満・5,000㎡未満の場合)。70㎡のマンションなら月15,260〜25,200円が適正水準です。

積立不足マンションの見分け方:①修繕積立金が月5,000円以下(70㎡換算で約70円/㎡未満)は危険シグナル、②「段階増額積立方式」を採用している場合は将来の大幅値上げリスクあり、③長期修繕計画で「計画期間終了時の積立金残高がマイナス」なら一時金徴収の可能性。

購入前に確認すべき7項目

  • 管理費・修繕積立金の現在の月額
  • 修繕積立金の累積残高(過去の積立実績)
  • 長期修繕計画(30年分)の存在と計画期間末の資金状況
  • 直近の大規模修繕工事の実施時期と費用
  • 管理組合の滞納率(滞納が多いと積立が不足する)
  • 過去5年間の管理費・積立金の改定履歴
  • 理事会・総会の開催回数と議事録の充実度

よくある質問

Q. 修繕積立金が安すぎるマンションは購入を避けるべきですか?
A. 積立金が適正水準を大きく下回る場合は、購入後に①値上げ②一時金徴収③修繕の手抜きのいずれかが生じるリスクがあります。ただし人気エリア・好立地なら修繕問題を承知の上で購入する価値があるケースも。長期修繕計画と管理組合の財務状況を確認した上で判断してください。

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この記事の監修:ゆうぜん

不動産四冠ホルダー(宅建士・管理業務主任者・マンション管理士・賃貸不動産経営管理士)
国土交通省・e-Gov法令検索の公的情報に基づき情報発信しています。

免責事項

本記事は執筆時点の法令・データに基づきます。最新情報は各公的機関の公式サイトをご確認ください。

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この記事を書いた人

宅建士・マンション管理士・管理業務主任者・賃貸不動産経営管理士合格。現在はサラリーマン兼大家業に従事。

不動産資格四冠全て合格した見識、さらに国交省やe-Govの最新統計データを基に情報発信中。

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