📅 情報基準日:2026年5月現在(住宅金融支援機構最新情報対応)
フラット35は住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して提供する「全期間固定金利型の住宅ローン」です。金利変動リスクをゼロにできる一方、申込時の金利が民間変動より高めになる特性があります。2026年現在、省エネ住宅への優遇制度が大幅に拡充されており、中長期的な資金計画を立てやすいのが最大のメリットです。
フラット35の基本的な仕組み
フラット35は住宅金融支援機構が民間金融機関と提携し、民間金融機関が融資した住宅ローンを機構が買い取る「証券化支援事業」です。借入者は民間金融機関と直接取引しますが、ローン後半の資金は機構が保証します。
主な特徴
- 全期間固定金利:借入時の金利が返済終了まで変わらない
- 保証料・繰上返済手数料ゼロ(機関による)
- 団体信用生命保険(団信)は任意加入(加入しない場合、金利が低くなる)
- 融資額:100万円以上8,000万円以下(建築費・購入価額以内)

フラット35の審査基準
収入に関する基準(年収基準)
| 年収 | 年間返済額の上限(返済負担率) |
|---|---|
| 400万円未満 | 年収の30%以下 |
| 400万円以上 | 年収の35%以下 |
例:年収500万円の場合→年間返済額の上限は175万円(約14.6万円/月)。
物件に関する基準
- 住宅金融支援機構の定める技術基準(構造・規模・耐久性等)に適合していること
- 新築の場合:床面積戸建て70㎡以上・マンション30㎡以上
- 中古の場合:建築後2年超(または使用されたことがある物件)

フラット35S:省エネ・耐震の金利優遇制度
フラット35Sは、省エネ性・耐震性・バリアフリー性・耐久性・維持管理性のいずれかが高い住宅に対して、当初一定期間の金利を引き下げる制度です。
| プラン | 条件 | 金利引き下げ |
|---|---|---|
| Aプラン | ZEH・認定長期優良住宅・低炭素住宅等 | 当初10年間 年▲0.25% |
| Bプラン | 省エネ基準適合住宅・一定の耐震性能等 | 当初5年間 年▲0.25% |
子育てプラス・地域連携型の金利優遇
- 子育てプラス:子どもの人数に応じて追加の金利引き下げ(2024年2月〜)。子ども1人で年▲0.25%、子ども2人で年▲0.5%など
- 地域連携型:地方公共団体の補助・利子補給と組み合わせることで、自治体独自の金利優遇が受けられる
フラット35 vs 民間変動金利の比較
| 比較項目 | フラット35(固定) | 民間変動金利 |
|---|---|---|
| 金利の変動 | なし(全期間固定) | あり(半年ごと見直し) |
| 申込時の金利水準 | やや高め | 低め(2026年現在) |
| 金利上昇リスク | なし | あり |
| 向いている人 | 長期の確実性重視・ギリギリ返済計画 | 余裕があり繰上返済できる人 |
FAQ
Q. フラット35の申込先はどこですか?
A. 住宅金融支援機構に直接申し込むのではなく、提携している民間金融機関(銀行・信用金庫等)に申し込みます。金利は金融機関によって異なるため、複数の機関を比較することをおすすめします。
Q. 団信(団体信用生命保険)は必ず加入しなければなりませんか?
A. フラット35の団信は任意加入です。加入しない場合は金利が年0.2%低くなります(機関保証型と任意型で異なる場合あり)。持病があって団信に入れない方でもフラット35を利用できる点が、民間ローンとの大きな違いです。
まとめ
- フラット35は全期間固定金利・団信任意・物件技術基準あり
- 省エネ住宅・ZEHはフラット35Sで当初金利が優遇される
- 子育て世帯・地域連携型のさらなる金利引き下げ制度あり
- 変動金利との比較は「リスク許容度・返済余力・家族計画」で判断
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