不動産を賃貸に出している方は、原則として確定申告が必要です。「何を用意すればいいか」「どう計算するか」という疑問を解消するため、2026年版として不動産所得の確定申告の手順を詳しく解説します。
目次
確定申告が必要なケース
- 不動産所得(家賃収入−必要経費)が20万円を超える場合(給与所得者)
- 不動産所得の赤字を他の所得と損益通算したい場合
- 青色申告特別控除(65万円・10万円)を受けたい場合
- 専業大家(給与所得なし)の場合は金額にかかわらず申告義務あり
必要書類の一覧
| 書類 | 入手先 |
|---|---|
| 家賃収入の記録(通帳・領収書) | 自分で管理 |
| 固定資産税納税通知書 | 市区町村から送付 |
| 火災保険料の払込証明書 | 保険会社 |
| 借入金の年末残高証明書・利息明細 | 金融機関 |
| 管理費・修繕費の領収書 | 管理会社・業者 |
| 減価償却計算書 | 自分で作成 |
| 青色申告決算書(青色の場合) | 国税庁HPからダウンロード |
不動産所得の計算方法
不動産所得 = 収入金額 − 必要経費


収入金額に含まれるもの
- 家賃・管理費(オーナーが受け取る分)
- 礼金(返還不要のもの)
- 更新料
- 駐車場代
必要経費に含まれるもの
- 固定資産税・都市計画税
- 火災保険料・地震保険料
- 借入金の利息(元本は不可)
- 管理委託料
- 修繕費(資本的支出を除く)
- 減価償却費
- 税理士・司法書士への報酬
青色申告と白色申告の違い
| 項目 | 青色申告 | 白色申告 |
|---|---|---|
| 特別控除 | 10万円または65万円 | なし |
| 記帳方法 | 複式簿記(65万円控除の場合) | 簡易記帳でOK |
| 損失の繰越 | 3年間繰越可能 | 不可 |
| 事前手続き | 開業届・青色申告承認申請書の提出が必要 | 不要 |
申告の手順
- ①収入・経費を帳簿に記録(年間通じて)
- ②減価償却費を計算
- ③青色申告決算書または収支内訳書を作成
- ④確定申告書に転記
- ⑤e-Tax(オンライン)または税務署窓口で提出(毎年2月16日〜3月15日)
まとめ
不動産の確定申告は正しく行えば大きな節税効果があります。特に青色申告65万円控除はe-Tax申告で誰でも受けられる強力な控除です。初年度は税理士に依頼し、2年目以降は自分で行うという方法も賢い選択です。
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🏛️ 参考:公的機関・一次情報
【監修者】ゆうぜん|不動産四冠ホルダー(宅建士・管理業務主任者・マンション管理士・賃貸不動産経営管理士)。自ら不動産投資・売却・管理を経験した実務家として、正確で実践的な情報をお届けします。※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の法律相談・投資助言ではありません。

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