長期修繕計画の作り方と見直し時期:管理業務主任者が知るべき実務ポイント

長期修繕計画の作り方と見直し時期:管理業務主任者が知るべき実務ポイント

※本記事の情報基準日:2026年5月

長期修繕計画はマンションの将来を左右する最重要文書のひとつです。計画が不十分だと修繕積立金が不足し、大規模修繕ができなくなるリスクがあります。管理業務主任者試験でも頻出の実務知識です。

目次

長期修繕計画とは何か

長期修繕計画とは、マンションの共用部分・設備を将来にわたって良好な状態に保つため、修繕の時期・内容・費用を25〜30年にわたって計画したものです。国土交通省の「マンション長期修繕計画作成ガイドライン」に基づいて作成します。

長期修繕計画の作り方と見直し時期:管理業務主任者が知るべき実務ポイント

長期修繕計画に含まれる主な工事項目

工事分類主な内容目安周期
外壁塗装・タイル補修外壁の塗り直し・タイル剥落修繕12〜15年
屋上防水陸屋根・バルコニーの防水層更新12〜15年
給排水管更新主管・枝管の更生または更新25〜30年
エレベーター更新制御盤・昇降機全体の更新25〜30年
駐車場設備更新機械式駐車場のオーバーホール・更新15〜20年
共用部照明LED化廊下・エントランス等のLED化10〜15年

計画の見直しタイミング:5年ごとが原則

国土交通省ガイドラインでは、長期修繕計画を「5年ごとに見直す」ことを推奨しています。物価変動・建物の劣化状況・設備の変化により当初計画との乖離が生じるためです。大規模修繕工事の前後は必ず見直しを行います。

長期修繕計画の作り方と見直し時期:管理業務主任者が知るべき実務ポイント 解説

修繕積立金の収支シミュレーション

長期修繕計画では「将来の修繕費総額÷計画期間÷総専有面積」で修繕積立金の適正月額を試算します。この計算で現行の積立金が不足していると判明した場合は、総会の普通決議で値上げを検討します。

大規模修繕工事の発注方式と注意点

  • 設計監理方式:設計事務所が設計・工事監理を行い、施工会社は競争入札で選定。透明性が高い
  • 責任施工方式:施工会社が設計から施工まで一括対応。コスト抑制になることもあるが相見積もりが難しい
  • 注意点:管理会社からの紹介業者だけでなく複数社から見積もりを取ることが必須。談合・キックバックのリスクに注意

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【監修者】ゆうぜん|不動産四冠ホルダー(宅建士・管理業務主任者・マンション管理士・賃貸不動産経営管理士)。自ら不動産投資・売却・管理を経験した実務家として、正確で実践的な情報をお届けします。※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の法律相談・投資助言ではありません。


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この記事を書いた人

宅建士・マンション管理士・管理業務主任者・賃貸不動産経営管理士合格。現在はサラリーマン兼大家業に従事。

不動産資格四冠全て合格した見識、さらに国交省やe-Govの最新統計データを基に情報発信中。

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