不動産を所有していると毎年かかる固定資産税。「なぜこの金額なのか」「もっと安くできないか」と疑問を持つ方は多いです。本記事では、固定資産税の計算方法・課税標準・減額特例を2026年版として詳しく解説します。
固定資産税とは
固定資産税は毎年1月1日時点の不動産所有者に課される地方税(市区町村税)です。土地・建物・償却資産が課税対象となり、標準税率は課税標準額の1.4%です(自治体によって異なる場合あり)。

固定資産税の計算式
| 項目 | 計算式 |
|---|---|
| 基本計算式 | 課税標準額 × 税率(標準1.4%) |
| 課税標準額(土地) | 固定資産税評価額 × 住宅用地特例割合 |
| 課税標準額(建物) | 固定資産税評価額(時価の50〜70%程度) |
住宅用地の特例(重要)
住宅が建っている土地は住宅用地の特例が適用され、課税標準が大幅に軽減されます。

| 区分 | 面積 | 固定資産税の課税標準 | 都市計画税の課税標準 |
|---|---|---|---|
| 小規模住宅用地 | 200m²以下の部分 | 評価額の1/6 | 評価額の1/3 |
| 一般住宅用地 | 200m²超の部分 | 評価額の1/3 | 評価額の2/3 |
この特例があるため、住宅を取り壊して更地にすると固定資産税が最大6倍に跳ね上がることがあります。空き家を安易に取り壊す前に必ずシミュレーションが必要です。
新築住宅の減額特例
新築住宅の建物部分には、一定期間固定資産税が1/2に減額される特例があります。
| 住宅の種類 | 減額期間 |
|---|---|
| 一般の新築住宅(3階建て以下の木造等) | 新築後3年間 |
| 3階建て以上の耐火・準耐火構造 | 新築後5年間 |
| 長期優良住宅(一般) | 新築後5年間 |
| 長期優良住宅(耐火・準耐火) | 新築後7年間 |
固定資産税評価額の確認と異議申立て
固定資産税評価額は3年ごとに評価替えが行われます。納税通知書に記載された評価額が不当に高いと感じる場合、固定資産評価審査委員会に審査の申出ができます(納税通知書を受け取った日から3か月以内)。実際に評価が見直され、税額が下がるケースもあります。
節税のポイント
- 住宅用地特例を最大限活用:住宅を建てることで土地の税額を最大1/6に軽減
- 長期優良住宅の活用:新築時に認定を取得すれば減額期間が延長される
- 評価額の確認:評価明細書を確認し、誤りがあれば異議申立てを検討
- 賃貸用建物の減価償却との連動:固定資産税は所得税の確定申告で経費計上できる(賃貸物件の場合)
よくある質問
Q. 固定資産税と都市計画税の違いは?
A. 都市計画税は市街化区域内の土地・建物に課される税金で、税率は最大0.3%です。固定資産税と合わせて納税通知書が届きます。市街化調整区域の物件には課税されません。
Q. 固定資産税は年いつ払うのですか?
A. 通常は年4回(4月・7月・12月・2月)の分割払いか一括払いを選択できます。一括払いで割引する自治体もあります。
まとめ
固定資産税は「課税標準額×1.4%」が基本ですが、住宅用地の特例・新築減額特例などを活用することで大幅に軽減できます。評価額に疑問がある場合は遠慮なく市区町村窓口に問い合わせましょう。
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🏛️ 参考:公的機関・一次情報
【監修者】ゆうぜん|不動産四冠ホルダー(宅建士・管理業務主任者・マンション管理士・賃貸不動産経営管理士)。自ら不動産投資・売却・管理を経験した実務家として、正確で実践的な情報をお届けします。※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の法律相談・投資助言ではありません。

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