中古住宅「ホームインスペクション(住宅診断)」費用・活用方法と確認ポイント【2026年版】

情報基準日:2026-05-22

ホームインスペクション(住宅診断)とは、建築士など有資格者が住宅の劣化・欠陥・不具合を診断するサービスです。2018年の宅建業法改正により、媒介契約時にホームインスペクションについての説明が義務化され、中古住宅市場での普及が進んでいます。

目次

宅建業法でのホームインスペクション説明義務

宅建業法34条の2第1項7号により、媒介契約締結時に宅建業者はホームインスペクションについて①既に実施済みかどうか、②実施を希望する場合は紹介等を行う旨を説明する義務があります。また重要事項説明でも①診断の実施有無、②実施済みの場合はその結果の概要を説明することが義務付けられています。

ホームインスペクションでわかること

確認項目内容
基礎・構造クラック・沈下・傾き・鉄筋の錆び出し
外壁・屋根ひび割れ・雨漏り跡・防水の劣化
内部の水回り給排水管の老朽化・水漏れ・カビ
シロアリ被害床下のシロアリ食害・湿気
電気・設備配線の状態・コンセント・設備の動作確認

費用と依頼のタイミング

費用目安:一戸建て4〜6万円、マンション3〜4万円(床面積・調査項目による)。依頼するタイミング:①売買契約前(最も推奨):結果を見て購入判断・価格交渉に使える。②売買契約後・ローン審査前:問題が大きければ解約も可能(解約の可否は契約書による)。③引渡し前:修繕を求める交渉材料に使える。

インスペクション結果の活用

値引き交渉:診断で判明した修繕が必要な箇所の工事費を根拠に値下げ交渉。②修繕計画の立案:優先度の高い修繕とコストを把握した上で資金計画に反映。③保険への加入:既存住宅売買瑕疵保険(インスペクション実施が条件)への加入で引渡し後の不具合を補償。

よくある質問

Q. 新築住宅でもホームインスペクションは有効ですか?
A. 有効です。新築の施工中(上棟後・断熱材施工時等)に検査することで施工不良を早期発見できます。引渡し前の竣工検査時にインスペクターを同行させる「立会い検査」も効果的です。
Q. 仲介業者に頼むとインスペクションを断られますか?
A. 宅建業法上、仲介業者はインスペクション実施の妨害はできません。ただし「問題が発覚して商談が壊れるのを嫌う」業者も存在します。買主自身がインスペクション会社に直接依頼することが最も確実です。

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この記事の監修:ゆうぜん

不動産四冠ホルダー(宅建士・管理業務主任者・マンション管理士・賃貸不動産経営管理士)
e-Gov法令検索国土交通省の公的情報に基づき情報発信しています。

免責事項

本記事は執筆時点の法令・制度に基づきます。個別の判断については専門家にご相談ください。

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この記事を書いた人

宅建士・マンション管理士・管理業務主任者・賃貸不動産経営管理士合格。現在はサラリーマン兼大家業に従事。

不動産資格四冠全て合格した見識、さらに国交省やe-Govの最新統計データを基に情報発信中。

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