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リースバックとは
リースバックとは、自宅を不動産会社や投資家に売却した後、その不動産を賃借して住み続けるという資産活用の手法です。「セール・アンド・リースバック」とも呼ばれます。所有権を手放す代わりにまとまった現金を得ながら、引越しせずに自宅に住み続けることができます。
宅建士として相続・老後資金準備・住宅ローン問題の相談を受けてきた経験から、リースバックは適切に活用すれば有効ですが、内容を理解せずに契約するとデメリットが大きくなることを実感しています。
リースバックの仕組み
- STEP1:自宅をリースバック業者(不動産会社・投資家)に売却する
- STEP2:売却代金を受け取る(一時金)
- STEP3:業者と賃貸借契約を締結し、月額家賃を支払って住み続ける
- STEP4:一定期間後に買い戻すオプションが付いている場合もある
リースバックのメリット
- まとまった現金の確保:老後資金・ローン返済・相続税納付など急な資金需要に対応できる
- 引越しが不要:環境・コミュニティを変えずに住み続けられる
- 固定資産税・修繕費の負担消滅:所有者でなくなるため維持費用の負担がなくなる
- 任意売却の代替手段:ローン滞納・競売回避の手段として活用できる
リースバックのデメリット・注意点
- 売却価格が市場価格より低い:通常の売却より10〜30%程度低い価格になることが多い
- 家賃が相場より高い:業者の収益構造上、周辺相場より高い家賃設定になりやすい
- 契約終了後の立退きリスク:定期借家契約の場合、契約期間終了後は更新されないリスクがある
- 買い戻し価格が高い:買い戻しオプションがある場合でも、売却時より高い価格になることが多い
- 業者の信頼性:悪質な業者によるトラブル事例が増加しており、国土交通省も注意を呼びかけています
リースバックが向いているケース
- 老後の生活費・医療費・介護費用のために資金が必要
- 住宅ローン返済が困難だが引越したくない
- 相続税の納税資金として不動産を換金したい
- 離婚・相続による不動産処分が必要だが住み続けたい
リースバック選択前のチェックポイント
- 売却価格は複数業者で比較しているか
- 賃貸借契約は普通借家か定期借家か(定期借家は更新なし)
- 家賃の額と将来の値上がり条件
- 買い戻し条件(価格・期限・条件)の確認
- 業者の宅建業免許番号・実績の確認
リースバックは「手放さずに住み続けながら資金を得る」という魅力的な選択肢ですが、売却価格が低く家賃が高いという構造的なデメリットがあります。複数の業者を比較し、弁護士・FPに相談してから契約することを強くお勧めします。
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🏛️ 参考:公的機関・一次情報
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【監修者】ゆうぜん|不動産四冠ホルダー(宅建士・管理業務主任者・マンション管理士・賃貸不動産経営管理士)。自ら不動産投資・売却・管理を経験した実務家として、正確で実践的な情報をお届けします。※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の法律相談・投資助言ではありません。
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