不動産売却の流れ完全ガイド【2026年版】|査定依頼から引き渡しまでの全ステップ

不動産売却の流れをイメージする家と書類
Photo by Tanya Barrow on Unsplash

不動産売却を初めて経験する方は「どこから始めればいいのか」と戸惑うことが多いものです。宅建士・不動産四冠ホルダーとして多くの売却事例を見てきた立場から、査定依頼から引き渡し完了までの全プロセスをわかりやすく解説します。

目次

不動産売却の全体的な流れ(概要)

  1. 相場調査・売却価格の把握
  2. 不動産会社への査定依頼
  3. 媒介契約の締結
  4. 販売活動(購入希望者の募集)
  5. 売買契約の締結
  6. 引き渡し・決済
  7. 確定申告

一般的に査定依頼から引き渡し完了まで3〜6ヶ月かかります。余裕を持ったスケジュール設定が重要です。

ステップ1:相場調査・売却価格の把握

売却を検討したら、まず「いくらで売れるのか」の相場感を掴みましょう。

相場調査の方法

  • レインズ(REINS):宅建業者が閲覧できる成約価格データベース(一般向けには「レインズ・マーケット・インフォメーション」)
  • 国土交通省 不動産取引価格情報:実際の成約価格を公開
  • SUUMO・HOME’S等の売出し価格:参考として(成約価格は売出し価格より低い場合が多い)

ステップ2:査定依頼

相場感を掴んだら、複数の不動産会社に査定を依頼します。

査定の種類

  • 机上査定:物件情報をもとに試算。スピーディだが精度はやや低め
  • 訪問査定:実際に現地を見て査定。精度が高くより実態に近い価格が出る

複数社に査定を依頼することで相場観の精度が上がり、媒介契約の交渉にも活かせます。

💡 複数社一括査定のすすめ

1社だけの査定では相場が分かりません。一括査定サービスを活用して複数社の査定額を比較することで、適正価格での売り出しが可能になります。

ステップ3:媒介契約の締結

査定結果をもとに売却を依頼する不動産会社を決め、媒介契約を締結します。

媒介契約の3種類

  • 専属専任媒介:1社のみに依頼。自己発見取引も不可。レインズへの登録義務(5日以内)・活動報告(毎週1回)あり
  • 専任媒介:1社のみに依頼。自己発見取引は可能。レインズ登録(7日以内)・活動報告(2週に1回)あり
  • 一般媒介:複数社に同時依頼可能。レインズ登録・活動報告の義務なし

ステップ4:販売活動

媒介契約締結後、不動産会社が販売活動を開始します。

  • SUUMO・HOME’S等のポータルサイトへの掲載
  • レインズへの登録(他社エージェントへの情報共有)
  • 現地見学(内覧)の対応
  • チラシ・DM等による告知

ステップ5:売買契約の締結

購入希望者が現れ条件交渉がまとまったら、売買契約を締結します。

契約時のポイント

  • 手付金の受領(売買代金の5〜10%が目安)
  • 重要事項説明の受け取り(宅建士による説明)
  • 37条書面(契約書)への署名・押印
  • 契約不適合責任の範囲の確認

ステップ6:引き渡し・決済

通常、売買契約締結から1〜2ヶ月後に引き渡し・決済が行われます。

  • 残代金の受領(ローン決済の場合は銀行で実施)
  • 所有権移転登記(司法書士が手続き)
  • 鍵・各種書類の引き渡し
  • 抵当権の抹消(ローン残債がある場合)

ステップ7:確定申告

不動産売却で利益(譲渡益)が出た場合、翌年の確定申告が必要です。3,000万円特別控除等の各種特例の適用漏れがないよう確認しましょう。

売却成功のポイント

  • 適正価格での売り出し:高すぎると売れ残り、安すぎると損をする
  • 内覧前の清掃・整理:第一印象が成約率に大きく影響
  • 複数社の査定比較:1社だけに任せない
  • 売り急がない:相場より安く売るよりも適正価格で時間をかける

📋 まず複数社の査定額を比較しましょう

不動産売却で損をしないために最も重要なのは「適正価格の把握」です。一括査定サービスを使えば、複数の不動産会社の査定額を無料で比較できます。査定額だけでなく、各社の対応・担当者の質も見極めてから媒介契約を結びましょう。


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参考資料・公式情報

💡 四冠ホルダーからの一言:不動産は「知識が資産を守る」世界です。資格勉強で得た知識を実務・投資・生活に活かして、より良い不動産判断を積み重ねていきましょう。

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この記事を書いた人

宅建士・マンション管理士・管理業務主任者・賃貸不動産経営管理士合格。現在はサラリーマン兼大家業に従事。

不動産資格四冠全て合格した見識、さらに国交省やe-Govの最新統計データを基に情報発信中。

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