住宅ローン控除は、住宅購入時のローン残高の一定割合を所得税から控除できる制度です。宅建試験でも出題され、実務でも顧客説明で必須の知識。2024年以降の改正内容も含めて解説します。
目次
住宅ローン控除の基本
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 控除額 | 年末ローン残高 × 控除率 |
| 控除率 | 0.7%(2022年以降) |
| 控除期間 | 13年(中古・増改築は10年) |
| 控除限度額 | 住宅の種類・入居年により異なる |
2024年〜2025年の控除限度額(新築)
| 住宅の種類 | 借入限度額 | 最大控除額(年) |
|---|---|---|
| 長期優良住宅・低炭素住宅 | 4,500万円 | 31.5万円 |
| ZEH水準省エネ住宅 | 3,500万円 | 24.5万円 |
| 省エネ基準適合住宅 | 3,000万円 | 21万円 |
| 一般住宅(その他) | 0円(2024年以降新築は原則対象外) | ー |
2024年以降、新築の一般住宅(省エネ基準不適合)は原則として住宅ローン控除の対象外になりました。省エネ性能の高い住宅が優遇される方向に改正されています。

中古住宅の場合
| 住宅の種類 | 借入限度額 | 控除期間 |
|---|---|---|
| 長期優良・低炭素・ZEH・省エネ | 3,000万円 | 10年 |
| 一般住宅(その他) | 2,000万円 | 10年 |
適用要件
- 合計所得金額2,000万円以下(新築・増改築)
- 床面積50㎡以上(所得1,000万円以下は40㎡以上)
- 取得後6ヶ月以内に居住し、控除を受ける年の12月31日まで引き続き居住
- ローン返済期間10年以上
- 居住用部分が床面積の1/2以上
宅建試験の頻出ポイント
- 控除率は0.7%(かつての1%から変更)
- 所得要件2,000万円以下
- 床面積50㎡以上(一定の場合40㎡以上)
- 6ヶ月以内居住要件
- ローン返済期間10年以上
- 控除しきれない分は翌年の住民税から控除(9.75万円上限)
まとめ
住宅ローン控除は購入者にとって最大のメリットの一つです。2024年以降は省エネ性能による差別化が明確になりました。宅建試験では控除率・床面積要件・所得要件の数字を正確に覚えることが重要です。実務でも顧客への説明機会が多い制度なので、確実に理解しておきましょう。

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参考資料・公式情報
💡 四冠ホルダーからの一言:宅建試験は「なぜそのルールが存在するのか」という背景理解が合格の近道です。条文の丸暗記より、制度の趣旨を掴むことを意識してください。
【著者】宅建・マンション管理士・管理業務主任者・賃貸不動産経営管理士の四冠保有。不動産実務10年超。本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の税務相談は税理士にお問い合わせください。

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