情報基準日:2026-05-22
2024年以降の日銀の利上げにより、住宅ローンの金利環境が大きく変わっています。長らく0.3〜0.5%前後だった変動金利は上昇傾向にあり、2026年時点では0.5〜1.0%台の金利も出てきています。変動か固定かの選択は今後の返済額に大きく影響するため、慎重な判断が必要です。
変動金利の仕組みと2026年の状況
変動金利は短期プライムレートに連動して定期的に改定されます(通常半年ごと)。5年ルール:金利が変わっても返済額は5年間変わらない。125%ルール:返済額の増額は直前の125%まで。注意点:返済額が増えなくても元本への充当が減り、「未払利息」が発生する可能性があります(金利が大幅上昇した場合)。2026年の主要銀行の変動金利は0.3〜0.9%程度(各行によって異なる)。
固定金利の種類と特徴
| 種類 | 固定期間 | 2026年金利目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 固定期間選択型 | 3・5・10年等 | 1.0〜2.0% | 固定期間終了後は変動か再固定を選択 |
| 全期間固定(フラット35) | 返済期間全期間 | 1.5〜2.5% | 住宅金融支援機構が提供・金利変動リスクなし |

変動と固定の損益分岐点シミュレーション
借入4,000万円・35年返済で比較(概算):変動0.6%→月返済10.7万円。固定(全期間)2.0%→月返済13.3万円。差額:月2.6万円×12ヶ月×35年=約1,092万円が「変動の節約可能額」。ただし変動が将来2.0%超になると逆転します。今後金利が1.5%まで上昇した場合でも変動有利ですが、2.0%を超えると固定が有利になるシナリオも考慮が必要です。
2026年における選択の考え方
変動が向いている人:①繰上返済を積極的に行う意欲がある。②金利が上昇してもストレスなく対応できる収入・資産がある。③返済期間が短い(10〜15年以内で完済予定)。固定が向いている人:①将来の金利上昇が不安で計画を立てたい。②変動リスクを取れない収入・資産状況。③長期の返済計画(20年以上)を安定させたい。

よくある質問
- Q. 変動金利から固定金利への借り換えはできますか?
- A. 可能です。ただし借り換えには諸費用(手数料・登記費用等で50〜100万円程度)がかかるため、借り換え効果との損益計算が必要です。一般に「借り換え後の金利差が1%以上・残債1,000万円以上・返済期間10年以上」がメリットが出やすい目安です。
- Q. 未払利息はどうなりますか?
- A. 未払利息が発生した場合、5年後の返済額改定時に元本返済分が減り利息充当が増えます。最悪のケースでは返済終了時に残債が残り、一括返済を求められることがあります。金利上昇局面では繰上返済を検討しましょう。
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本記事は執筆時点の法令・制度に基づきます。個別の判断については専門家にご相談ください。

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